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手形小切手担保金融の悪質商法の手口

手形小切手担保金融の悪質商法の手口の実例(改正貸金業法施行前のケース)山梨県で材木店を営む荻村さん(仮名・63歳)は自宅に郵送されてきたダイレクトメールで知った貸金業者のFコーポレーションから小切手を担保に金を借りて約8ヵ月間に借入元本の約3倍の利息を支払わされるという被害に遭いました。

荻村さんがFコーポレーションのことを知ったのは同社から自宅宛に郵送されてきたダイレクトメールの広告を見てのことでした。荻村さんは山梨の山の中からわざわざ上京し、東京の神田にあるFコーポレーションの事務所を訪ね、自社振出の額面260万円の小切手を担保に差し入れて170万円を借入れたのです。

この借入れの支払いについては2週間ごとに40万円の利息を相手方が指定する銀行口座に振り込むという約束で、実際、荻村さんは第1回目に34万円、2回目に40万円、3回目に40万円、4回目に88万円、5回目に30万円、合計232万円を支払いました。

5回目の支払いを終えてから1週間後に、さらに68万円を借用し、その2週間後に6回目の支払いとして25万円、その4日後に7回目の支払いとして40万円、その後2週間ごとに8回目の支払いとして30万円、9回目の支払いとして40万円、10回目の支払いとして48万円、11回目の支払いとして44万円、12回目の支払いとして30万円、13回目の支払いとして28万円、合計285万円を支払いました。

その後は相手方の指示により、銀行振込ではなく郵便局からの電信為替で送金することになり、同じく2週間ごとに、14回目の支払いとして31万円、15回目の支払いとして18万円、16回目の支払いとして22万円、17回目の支払いとして15万円、18回目の支払いとして19万円、合計105万円を支払いました。

結局、荻村さんはFコーポレーションから170万円と68万円の合計238万円を借入れ、約8ヵ月の間に18回にわたって合計622万円を利息として支払わされたことになります。これは出資法が定める現在の刑罰金利の年率20%をはるかに超える高金利で、処罰の対象となります。